将来のスターホース候補が野路菊Sで激突ヴェロックスvs カテドラル
こんにちはノビーです。
土曜日阪神競馬場で行われる野路菊Sで早くもあの2頭が激突する。
ヴェロックスとカテドラル。両馬とも来年のクラシック路線に乗ってくることは間違いないだろう。
今回はこの2頭に注目してみたい。
今回の野路菊Sは観戦するレース。馬券を買うレースではない。モレイラ騎乗のモンテアーサーがこの2頭に続き人気になりそうだが流石に2頭の間に割って入るほどの実力ではないと思う。最後の直線でヴェロックスとカテドラルの叩き合いでほぼ体制は決すると思う。
今年のダービー馬ワグネリアンが去年この野路菊Sに出走し圧勝劇を演じた。
もしかしたら、ヴェロックスとカテドラルのどちらかがここを勝利しダービー馬となるかもしれない。
ヴェロックス
馬主があの金子さん。本当この馬主さんの相馬眼は神がかっている。昨年のワグネリアンでダービー4勝目ですよ!
普通の馬主さんならG1でさえ勝つのは至難の業なのにダービー4勝ですからね。
厩舎も去年ダノンプレミアを送り出した中内田厩舎なのだから今年もか?と思うのは当然というもの。
父ジャスタウェイ 母セルキスという血統。
母はドイツの馬という事だが、欧州の重厚な血統にジャスタウェイの爆発力が上手くマッチした型か?
ジャスタウェイ産駒が初年度でここまでやるとは正直意外だった。ジャスタウェイ産駒は何頭か勝ち上がっている素質馬がいるが、間違いなくヴェロックスがその筆頭格だろう。
前走の新馬戦はまさに衝撃的な内容。時計や相手関係がどうのこうの言われているが、そういう事ではないと思う。
スタートして楽に前に付け、道中も完全に馬任せなのだが掛かるそぶりをまったく見せない。
4コーナーも外に膨れたらせずにスーと逃げていた馬を交わすと、そのまま後ろの馬達を突き放しゴール。もちろんノーステッキで浜中騎手は跨っているだけ。直線はよれたりせず真っ直ぐ走っていた。これで最速の上がりで上がられでは他馬はいったいどうしたらいいのか?
この馬の唯一の心配な点は、小倉デビューという事だけ。過去小倉デビュー馬で怪物クラスの馬って正直思いつかない。
馬にとってはそんなジンクスじみた事などわかるはずもないのだが、どうもその辺が引っかかってしょうがない。
カテドラル
デビュー戦でプラヴァス、トーセンカンビーナ、ダノンチェイサーという前評判が高い良血馬達を完封した。
ヴェロックスほど衝撃的な勝ち方ではなかったが、こちらもスタートからゴールまで何も問題がない競馬で、トーセンカンビーナに0.4秒差を付けて快勝。
ヴェロックスとは違いこちらはかなりのメンバーが揃っていたので時計は遅いがレースレベルは高かった。世間ではこのレースは伝説の新馬戦になるかもしれないと言っている。
その証拠に4着のダノンチェイサーが早くも次戦を勝ち上がっている。2着トーセンカンビーナも3着ブラヴァスもいずれ余裕で勝ち上がってくるだろう。
そしてそれぞれがオープンや重賞を勝ち上がり来年のクラシックで再び激突みたいな事があるかもしれない。
その伝説の新馬戦候補の勝ち馬であるカテドラルがここで止まってしまっては伝説の新馬戦はそこで終了する。伝説などではなくただのレベルの高い新馬戦だったという事になる。
中京2000を勝って次戦を野路菊Sはワグネリアンと同じローテションである。
やはりこの馬も最初からダービーを意識していたのだろう。もし野路菊Sを勝ったら東スポ杯を使って年内は休養か?
今年は例年と比べてハーツクライ産駒の勢いが凄い。今年2歳のハーツクライ産駒の筆頭格はカテドラルで間違いない。
そのハーツクライの息子であるジャスタウェイも新種牡馬ランキングではトップ争いを演じている。
ハーツクライ産駒とその息子ジャスタウェイ産駒の将来のスターホース候補を賭けた一戦は、レベルの高いレースになるだろう。
土曜日が待ち遠しくてたまらない。
ここまで読んでいただきありがとうございました。