2018アルゼンチン共和国杯 ノーブルマーズが覚醒か⁉︎
こんにちはノビーです。
先週末レイデオロの勝利でルメール騎手が3週連続G1制覇を成し遂げたが、それ以上の出来事が豪州で起こっていた。
『ウィンクス コックスプレート4連覇 』もう彼女の凄さには脱帽するしかない。G1最多勝記録タイ『22』って!
ネット界隈で『豪州競馬のレベルが低いからウィンクスは勝ち続ける事が出来る。』みたいな意見をよく見かける。
人それぞれの意見があってもいいと思う。
しかし、そういう意見は競馬ファンとしては残念でならない。
確かに彼女が海外遠征をしていればこのような記録は生まれなかったかもしれない。
もしウィンクスがエネイブルやロアリングライオンといった強豪に勝利出来るかと言ったら正直わからない。
ただ、間違いなくこの大記録はウィンクスと陣営がコツコツと地道に勝利を積み上げて達成したもの。
それをとやかく言うのは、どうなんだろうか?
所詮馬主や厩舎にとって競馬はビジネス。勝てるレースを選択するのは当然の事。
個人的見解として
『ウィンクスのバケモノ級の強さは素直に認めざる得ない。この偉大な記録は今後破られる事はないだろう。』
それでいいんじゃないか?
さて話しは変わり、本日の本題に移りたいと思う。今週も先週と同様に重賞ラッシュが続く。
今日はその中でも注目しているアルゼンチン共和国杯をピックアップしてみたいと思う。
登録段階だが面白いメンバーが揃った。
ノーブルマーズ、ガンコ、パフォーマープロミス、アルバート、ムイトオブリガード、ジナンボー、ヘリファルテ
ハンデ戦なのでどの馬もチャンスはある。
このレースを勝つ意味は結構大きい。ここを勝てば今後の出世は約束されたようなもの。
特にここ最近の勝ち馬はこのレースを足がかりに一流馬となり後にG1馬となっている。
先程挙げた7頭の中にそれらの馬に続くような馬は存在するのか?
その候補は1頭だけいる。G1馬まで駆け上って行くかは疑問を感じる馬だが、今後期待は持てる馬だとは思っている。
ノーブルマーズ
この馬の陣営は本当に素晴らしい。乗り替わりが当たり前の昨今においてデビューから一度も鞍上を替えていない。
高倉騎手は一流騎手では無いが、ノーブルマーズに騎乗した時は何故かナイスな騎乗をする事が多い。
この馬はデビューから賞金が貰える8着以下を外した事がない。全てのレースで賞金を稼いでいる馬主孝行の馬だ。高倉騎手が陣営から信頼を得ているのもこういう所からだと思う。
個人的に大好きな馬でほぼすべてのレースにおいて追いかけている馬だが、まさかG1レースで好走するような馬に成長するとは思わなかった。
未だ重賞未勝利馬であるが、目黒記念と宝塚記念のレース振りからして今回は千載一遇のチャンスである。
既に重賞級の力量を持っている馬がハンデ56キロは恵まれたのではないだろうか?
これでもし内枠を引けたら軸は確定する。勝利するかどうかは、高倉騎手の頑張り次第だ。
高倉騎手もデビューから一度も替えずに使ってくれている陣営の漢気に応えなければならない!プレッシャーは感じるとは思うが、それを克服してこそ一流騎手として一皮剥けるのではないだろうか?
そして、面白いのがこの馬の血統背景だと思っている。
父 ジャングルポケット 母 アイアンドユー
父ジャングルポケットは東京コースで無類の強さを誇った。母 アイアンドユーの母 tabaはアルゼンチンのG1馬で、その息子には米最優秀古牡馬ターコマンがいる。
ノーブルマーズ自身は5代アウトブリードなので母系のスタミナとパワーを素直に引き継いでいる。
この舞台で最大限の能力を発揮するような血統背景を持つ。
しかし、勝ち味に遅いという欠点もあるのがこの馬の最大の特徴。必ず何かに差されるか、押し切られてしまうイメージがある。
そこをどう高倉騎手が克服するのかが、今回の課題であり見所である。
個人的にはここを勝ち上がってジャパンCに出走して欲しいと願っている。
ここまで読んでいただきありがとうございました。