2018 マイルチャンピオンS 最強マイラーの誕生か⁉︎
こんにちはノビーです。
数々の名勝負や衝撃的なレースが繰り広げられた淀のマイル王決定戦マイルチャンピオンS。
衝撃的なレースの代表と言えば2000年のアグネスデジタルが勝ったレース。
当時のアグネスデジタルは芝レースで勝った事がなく冷やかしで参戦して来たと誰もが思っていた。人気も13番人気とかなりの低評価を受けていた。
ところがレースは、そんな低評価を嘲笑うかのような大外一気を決めての衝撃な勝利をあげた。憎たらしいと思ったほど強い勝ち方だった。
名勝負の代表レースと言えば、平成最初のマイルチャンピオンSのオグリキャップvsバンブーメモリーのレース。バンブーメモリーとオグリキャップが最後の直線2頭で抜け出し壮絶な叩き合いを披露した。先にバンブーメモリーが抜け出して勝負あったと誰もが思った。
しかし、オグリキャップが驚異的とも思える食い下がりを見せて最後の最後でバンブーメモリーを差し切った。
その後、あの衝撃的なアグネスデジタルの強さとオグリキャップの感度的とも言える最後の逆転劇を超えるマイルチャンピオンSは存在しない。
平成最後のマイルチャンピオンSは、この2レースを超えるようなレースを期待したい。
今回は今後海外でも通用するような超一流マイラーに成長するよう予感がする3頭をピックアップしてみたい。
モズアスコット
しかし、この馬は本当に皆が思っているほど強いのだろうか?
あの大激戦の安田記念を制したのだから強い事は間違いないのだが、安田記念以外の重賞では勝ちきれないレースが続いている。
前走もハナ差とはいえロードクエスト辺りにころっと負けている。あのメンバーなら安田記念馬として圧勝してもらわなきゃ困る。
もしかして安田記念はフロックだったのではと疑ってしまうようなレースだった。
安田記念の前哨戦でも重賞未勝利馬のダイメイフジ辺りに負けている。
その反面、安田記念ではこの馬には珍しく勝負強さを発揮してハナ差の勝利を飾った。
この事から考えられるのが、もしかしたら本番に勝負強さを発揮するタイプなのかもしれないと言う事だ。
人間の世界にもいる。普段はちゃらんぽらんだが、いざとなったら力を発揮するずる賢い奴が。
怪物フランケルの息子としては、似つかわしくないが面白い個性的な馬である可能性が高い。
今回このメンバーで春秋制覇を成し遂げるのは非常に難しいと思っている。頼みの綱であるルメール騎手の神通力も先週で途切れた。
今回のレースはこの馬自身の本当の能力が試されるレースになると思う。
ペルシアンナイト
昨年のこのレースをの3歳で勝つという史上初の偉業を成し遂げてから早1年。あれ以来勝ち星から遠ざかっている。
3歳前半までは堅実な馬だったが、古馬になりムラ馬の傾向を見せるようになった。
今回は走ってくれるのか?くれないのか?
ペルシアンナイトの気分次第だろう。
ただこの馬がハマった時の強さは、昨年のマイルチャンピオンSで証明済。3歳馬で大外18番後方一気の末脚で勝つという信じられない芸当をさらっとやってのける。
距離が微妙長かった皐月賞、大阪杯でもハマれば好走してしまう。
この馬13戦のキャリアの中て3回連続の凡走はない。いま2回連続して凡走しているので、そろそろこの馬の末脚が爆発する予感がする。去年とまったく同じローテションで着順まで一緒なのも何かを匂わせる。
そして、面白いのが宿敵アルアインと一緒に出走したレースは、距離が完全に長かったダービー以外は好走している。
そろそろ鞍上Mデムーロ騎手もやりそうな予感もする。先週の日曜日の京都外人騎手祭りでただ一人勝利を飾る事が出来なかった。
日本人騎手も屈辱感を味わっただろうが、この男の性格を考えるとそれ以上の屈辱を感じたかもしれない。
面白い馬が出て来た。正直今まで何故中距離路線を使っていたか理解に苦しむ。血統的にいったら完全にマイルまでの馬。
能力の高さ故ある程度の距離はこなしていたが、馬にとってはキツかったと思う。皐月賞を勝ったばっかりに距離路線でも行けるだろうと勘違いされてしまったようだ。
よくレイデオロ、スワーヴリチャードなどの強豪と中距離路線で戦っていたと思う。あの頑張りを褒めてあげたい。
マイル路線に矛先を変えて来たのは、この馬にとってベストな選択だと思う。マイルは3戦して2勝。京都のシンザン記念で負けたが、あの時は直線でかなりの不利を受けたのが敗因。あのレースは完全度外視でいいと思う。
この馬は新馬戦の時に、このコースで中団待機の差し切り勝ちを決めている。鞍上川田騎手があのイメージでレースを進めたら面白い事になると思っているのだが、果たしてどういう競馬をしてくれるのだろうか?
天皇賞のキセキで素晴らしい騎乗を魅せた川田騎手だけに期待が持てる。
ここまで読んでいただきありがとうございました。